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それにしても、出張帰りに家へ直接やってきた健二に
「結婚する」と言った時の顔、本当に可愛らしかったなぁ。
脳味噌の神経回路がいっぺんにショートしたみたいに固まって、
馬鹿みたいだった。
家の玄関を開けた時は「カレーの匂いがする!」と子供みたいに
目をキラキラさせていたのに、そのカレーまで残して行っちゃって、
本当に可哀想。
大好きなカレーを食べる度、今日のことを思い出してしまうなんて、
本当に、可哀想。
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