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その週末の晩僕たちは女子寮の前で寝ずの番をすることにした。
土曜日の仕事が終わってから僕は自分の部屋から竹刀を持ち出し途中店屋であるものを購入してから本社工場女子寮に向かった。
女子寮のニコルの部屋には彼女と彼女の隣部屋の五十嵐智子、そして白木と僕の4人が集まりささやかな前勝パーティが行はれた。
ニコルはすっかり気分的に滅入っている様子で、それを五十嵐は励まそうとしている様子であった。
「ニコル、大丈夫だよ!何しろ柔道二段の俺と剣道初段のワカが見張りをするのだから今夜は安心しろよ。」
白木は少し大げさな態度で彼女を励まそうとしていた。
「みんなありがとう」ニコルの声に被さるように五十嵐が質問した。
「ところで和歌山君、その荷物竹刀は分かるけど、その紙袋は何が入ってるの?」
「あっ、これ?・・・。これはこの作戦に使う秘密兵器や。」
僕は少し恥ずかしながらその袋を開けて
「ここに来る途中の店屋でこうて来た女もんの下着や、何しろほんまもんの洗った下着を一晩中見張るんは、僕らもちいと気い使うさかい、今夜はこれを干しといてくれ
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