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五十嵐智子の語る真相はこうであった、彼女は嫌がらせのつもりで斉藤和子の下着を盗み、そして見張りに来ていた僕たちを「外に下着泥棒がいる」と警察に通報したのだった。
その後、僕たちが手を引いてから、彼女に対する嫌がらせはエスカレートし、そしてついに自殺に追い込んでしまったのだった。
それをした僕は一瞬怒りがこみ上げてきたがふと「誰かを救いたい気持ちが、いつか誰かを救う時が来る」という彼女の言葉を思い出した、
「そういうことなのか、それでいいんだね?」
僕は心の中でつぶやき、そして必死になって彼女を殺した五十嵐智子を励ました。
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