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カラカラといつもと違う足音を立てながら少しだけ早歩きで美雨についていく。
なんとなく雲ってアレかななんて思ってると、想像していた通りのお店にたどり着く。
カラフルであまぁい雲のお店。
「わたあめだ」
「わたあめです!」
「雲だね」
「そうなんです雲なんです!」
子ども向けのではなく、最近はやりの映えを重視した大きくて虹色の、とても1人じゃ食べきれないサイズのわたあめ。
それをキラキラした目で見つめる美雨。
「詩帆先輩と食べたらどんな味になるんだろって、気になって」
お祭りに私を誘おうと決意して色々調べていたらこのお店があると知り、なんだか私に似合いそうだと思ったんだとか。……可愛いなぁ。
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