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誰にも言えない秘密がある
突然だった。
雨の中、傘もささずに
家を飛び出した。
大粒の涙が、私の涙を消し去り
ながら、夢中で、病院に向かった。
着いた時には、もう、心肺停止の
状態だった。
大好きだった、幼馴染みが死んだ。
交通事故に巻き込まれたと家族から
聞かされた。
私は、現在、Web小説家として、活躍中だ。
昼間は、OLとして働きながら、作家として
にそくのわらじをはいていることは、誰も
知らない。
このことを唯一知っているのが、
亡くなった、幼馴染みの磐城 優也。
通称、ゆうちゃんだ。
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