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それからの私はというと……
再び、快楽と薬の生活を続けた。
もう、止めれない所まで来てしまっていた。
雅司の事を思い出す度に快楽に身を委ねてしまう。
奴の勝ち誇った笑みを思い出す度に、薬を打った。
この2つが私から雅司を忘れさせてくれた。
だが、それは一時の時間に過ぎなかった。
薬が切れると、また雅司の事を思い出してしまう。
奴の笑顔が目の前に見える。
奴が大笑いしながら、私を見下してるのが見える。
やめて………………
やめてやめてやめてっ!!
私を笑わないでっ!!
こんな惨めな姿を………笑わないで…………
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