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いつの間にか、私は地面に仰向けになって倒れていた。
だけど頭の下はとても生暖かく、気が遠くなり始めた。
それなのに雅司の顔はいつまでも私の頭にこびりついていた。
この時、私は全て察した。
これは罰なんだ。
雅司がいるのに、別の男性と付き合った。
薮貴の快楽には勝てずに雅司の心を傷つけた。
別れ話をしたくないが為にあんな動画を撮った。
薮貴にも罰が与えられた。
そして今度は私の番なんだ。
雅司を傷つけた分が倍になって返ってきたんだ。
今の私にできることは、その罰を甘んじて受けるしかなかった。
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