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そこでは披露宴が行われていた。
ドアを開けた時、一部の披露客が振り向いたが私はそれを気にはしなかった。
そんな事よりも、私は遠くにいる新郎新婦の顔を見た。
新婦はとても美しかった。
私なんかが勝てるなどとおこがましいと思えるくらいだ。
だが、それよりも私は隣にいた新郎に言葉を失った。
訳が分からなかった。
頭の整理が必要だった。
そこには私と再会し、愛を誓ったはずの男が座っていたからだ。
呆然と口を開けて固まってる私を見て、勝ち誇った笑みを浮かべる元彼の姿が………
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