徘徊

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徘徊

先週のこと。ほんこわと言う番組の再放送を録画し、観てみることに。ショートストーリーのホラーが続く番組なんですが、その中の一つ、深夜に車道を歩く女幽霊の話。これを観て連想したことが。今年、2月のある日、仲間内でしこたま飲みましたよ、私は度数の高い梅酒の750ミリリットルをほぼ一人で飲み干し、やっすい発泡酒を数缶空けます。他の連中も相当飲んでへべれけでした。その後、中華料理屋でまた飲んで帰宅です。あっ、泥酔はしてませんよ。最終の特急電車(浦賀行)に乗車し、携帯をいじっていたら、うとうとと。気付いて見れば、終点の浦賀駅に到着していました。浦賀って・・目的地じゃありませんよ、初浦賀です。ペリー来るの?って( ´∀`)Σ⊂(゚Д゚ )ツッコミ入れたくなると同時に・・何もない!駅から外に出ると、朝まで時間をつぶせる施設がな~んにもありません。外灯が数本漆黒の闇に明かりを灯し、駅にはタクシーが数台、私のような者を待ち構えています。さて、貴方ならどうします?周りに何の施設もなく、タクシーがカモを狙ってる状況。私は行動しましたよ、見知らぬ土地を歩いて行くという愚行に。サヨナラタクシー、外灯を頼りにひたすら夜道を歩きます。どうやら運良く国道に入れたようで、頭上には頼もしい青い行き先案内の標識がありました。それを目安に歩くわけですが、海が目の前です。ザザ~ン、ザザ~ンと波の音ですよ。夜でなかったら素晴らしいロケーションかも知れません。夜空は綺麗でしたよ、星も、月もね。で、話を元に戻すと、私の歩いてる時間って、深夜なんですよね。私以外、だ~れも歩いていません。トンネルだってひたすら歩きますよ。最終的に始発の電車が動き出す駅(汐入)に着いたのが、4時20分頃なので、幽霊の出る時間なんて当然歩いてます。途中、車は何台か通過しましたねぇ、人が歩かない時間に何台か。と言うことは・・ その内の誰かは私のことを・・こんな風に見ていたのかも知れませんねぇ(T_T) 「えっ、ちょ、今人歩いてたよね!」「まさか、2月だよ、こんな時間、寒空に人が歩かないって。」「でも!でもいたんだもん!サラリーマン風の男が寂しげに!あれって幽霊だよ!私霊感強いんだから!」 明るい時の浦賀が見てみたいです( ^∀^)
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