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「!?」
突然目の前が真っ白に光り、私は思わず片目を閉じる。
「な、何……?」
ふと空を見上げると、何かがゆっくりと落下している。
「女の子……?」
空から女の子がーーなんて台詞を映画で聞いたが、普通それを実体験することはないだろう。
しかしその少女は確かに空から降ってきて、私は少女に向けて両手を伸ばす。
すると少女は閉じていた目を開き、透き通った青い瞳を私に向けた。
やがて私は少女を抱える形になるが、その身体はまるで羽のように軽かった。
年は四〜五歳ぐらいだろうか。
金色の髪をツインテールにして、白いワンピースを着た少女はこちらをじっと見つめている。
幻を見ているのかもしれない。そんな事を考えながら少女を地面に降ろした私は、自分の頰をつねってみる。
「夢じゃない……」
目の前にいる少女はこの神社の神様か。いや、空から降ってきたから天使か何かなのか。
こんな事はあり得ない。しかしぼんやりと周囲を見回す少女は空から降ってきたし、さっきは身体が光っていた。
一体何がどうなっているのだろうか。
あれやこれやと考えていると、ぐう……と音が鳴った。
私ともう一人、目の前の少女のお腹から。
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