4人が本棚に入れています
本棚に追加
EP2. 出会い
転校してから3か月ほど経ったある日、
同級生のT君、K君、О君に声を掛けられた。
T君「転校してきたAって君か?」と
急に声お掛けられ驚いたA君が恐る恐る
「そうですけど何か?」と聞き返すと
T君「僕のこと覚えてる?」
急な出来事にA君はT君の顔を見て
「覚えてない。ごめん。」と
返事をしました。
T君は笑いながら、「やっぱりか」と呟きました。
これがA君とT君の最初の出会いでした。
この事がきっかけで、A君は転校先での初めての友達が出来ました。
しばらくしてA君はT君に「僕のこと知ってるん?」と
聞きました。
するとT君がはにかみながら、
「実は小さいときに遊んだことあるんやで?覚えてない?」
と言う。
A君はしばらく考えても思い出せず、
「やっぱり思い出せやん、ごめん。」と答えた。
そうするとT君は「相変わらずやな」と笑っていた。
T君は「まぁ、Aが元気そうで良かった。」とA君に笑いかける。
A君も嬉しくなり2人で笑いあっているとK君が後ろから来て
「何二人でニヤニヤしてんねん。」と声を掛けてきた。
二人で「何にもないわ。」と答えるとK君は
「ふ~ん。」と言い3人で教室へ向かった。
T君とはクラスが違うためK君と2人で教室へ戻っていると、
K君が「俺らと友達になれて、少しは学校楽しくなったか?」
と聞いてきた。
Aくんは「勿論」と言い返すと、「そら良かった。」と
言いかえす。
K君曰く転校初日から声話かけたかったそうだが、クラス中がA君の
噂をしており声を掛けるタイミングが無かったそうだ。
夏休み前の終業式の日の朝、A君は三人と廊下で話していた時
O君が「夏休み長いし皆で遊ばん?」と言い、「いいね。」
と、A君含めた三人が合意しその日の帰りに、皆で夏休みの
計画を立ててその日は解散となった。
最初のコメントを投稿しよう!