EP2. 出会い

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EP2. 出会い

転校してから3か月ほど経ったある日、 同級生のT君、K君、О君に声を掛けられた。 T君「転校してきたAって君か?」と 急に声お掛けられ驚いたA君が恐る恐る 「そうですけど何か?」と聞き返すと T君「僕のこと覚えてる?」 急な出来事にA君はT君の顔を見て 「覚えてない。ごめん。」と 返事をしました。 T君は笑いながら、「やっぱりか」と呟きました。 これがA君とT君の最初の出会いでした。 この事がきっかけで、A君は転校先での初めての友達が出来ました。 しばらくしてA君はT君に「僕のこと知ってるん?」と 聞きました。 するとT君がはにかみながら、 「実は小さいときに遊んだことあるんやで?覚えてない?」 と言う。 A君はしばらく考えても思い出せず、 「やっぱり思い出せやん、ごめん。」と答えた。 そうするとT君は「相変わらずやな」と笑っていた。 T君は「まぁ、Aが元気そうで良かった。」とA君に笑いかける。 A君も嬉しくなり2人で笑いあっているとK君が後ろから来て 「何二人でニヤニヤしてんねん。」と声を掛けてきた。 二人で「何にもないわ。」と答えるとK君は 「ふ~ん。」と言い3人で教室へ向かった。 T君とはクラスが違うためK君と2人で教室へ戻っていると、 K君が「俺らと友達になれて、少しは学校楽しくなったか?」 と聞いてきた。 Aくんは「勿論」と言い返すと、「そら良かった。」と 言いかえす。 K君曰く転校初日から声話かけたかったそうだが、クラス中がA君の 噂をしており声を掛けるタイミングが無かったそうだ。 夏休み前の終業式の日の朝、A君は三人と廊下で話していた時 O君が「夏休み長いし皆で遊ばん?」と言い、「いいね。」 と、A君含めた三人が合意しその日の帰りに、皆で夏休みの 計画を立ててその日は解散となった。
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