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朝、起きて歯磨きをしていると、お父さんが鶏舎から戻って来た。その手には少し小さい卵を持っていた。
「ダイスケ、ジョージの初卵で卵かけご飯を食べるか?」
「それ、ジョージの卵なの?」
「ああ、そうだ。ダイスケが面倒見てきたから、これはダイスケが食べるといい。」
「うん!」
その日の朝ごはんはジョージの卵で卵かけご飯にした。ジョージの卵の卵かけご飯は、今まで食べたことがないくらい美味しかった。こんな美味しい卵かけご飯が毎日食べれると思うと、ボクはなんだかとても嬉しい気持ちになった。
けれど、ジョージの卵かけご飯は毎日食べられなかった。
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