プロローグ

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プロローグ

いつだって君は私に優しくしてくれたのに、私は君に何もしてあげられなかった。 それなのに君は私のことを、優しい人だと言うの。 ずるくて弱くて、たったひと言の本心さえ言うことが出来ない私に向かって、優しい人だと微笑むの。 ごめんね。 ……君が好きだと言えなくて。
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