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大きなホテルの裏口に着いた
降りたら走って逃げようと思っていたら
車の降り口に、執事のようなおじさんが笑顔で立っていた。
そして、先に降りたのは二人の男のうち一人。
その後、私が降りてもう一人の男も降りた。
気付いたら私の回りには三人が立ち、逃げないよう囲んでるのが分かった
でも諦めきれない私は間を抜けて走ろうと、グッと力を入れた。しかしその瞬間、執事みたいなおじさんに腕を掴まれそのまま裏口まで連れて行かれた。
「離せッッ!私は家に帰る!お見合いなんてする訳ないでしょッッ!」
腕をブンブン振り払ってみたものの簡単に払えるわけもない
ただ私は諦めず騒ぎながら執事おじさんと闘っていた
男達が言うように、裏口に入ったらエレベーターがあった。でも私はまだ諦めない!まだ走って逃げれるチャンスはある。そう思っていた
執事おじさんがエレベーターを呼び待っている間、未だに腕は力いっぱい掴まれている
よしっ!気合いを入れた。一瞬の隙を見計らって腕を払い、振り返った瞬間、使いの男が立っていた。……最後に目を閉じた時、見えてるものは天井だった。
ーーーー私は気を失ったようだーーー
後に聞いた話によると、あの時使いの男に思い切りぶつかり、その拍子に後ろに跳ね返り足を滑らせ頭を打ったそうだ。
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