ゾンビフレンズ

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 遂に始まった高校生活。私はこの部活に入るためだけにこの学校に北と言ってもいいだろう。私は部室の扉を開ける。 「こんにちはぁ!1年の五月雨 皐月(さみだれ さつき)と言います!」  扉を開けた先には男性ゾンビ二人と女性ゾンビ三人がパソコンをじっくりと見ていた。壁には血のりやゾンビの壁紙、お化け屋敷の紹介ポスター等が張られていた。 「ようこそ!『ホラー研究部』へ!」  サイコパスな部屋としか思えないような部室にゾンビ仮想した生徒が五人。ついぼーっとしてしまった。 「怖がらなくていいよ。私はホラー研究部部長の相沢 絵里(あいざわ えり)。宜しく」  後ろで長い髪を結んでいる女性が部長らしい。他にはイケメンゾンビの倉瀬 (くらせ じゅん)、浅葱 蒼真(あさぎ そうま)、女性ゾンビの涼宮 (すずみや はるか)、前田 (まえだ りん)が居て、全員先輩だ。 「入部届けは出した?」 「はい!もう正式入部です!」 「それは良かった。じゃあ説明するね。この部活は学校のイベントや学校外イベントでお化け屋敷を出したり、ホラーイベントに参加したりするの。今は6月の文化祭に向けてホラーの出し物をするの。それで…」 「?」 「いいえ。ただ、良い餌が入って来たなぁと思っただけよ」 「え?」
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