オカマ

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オカマ

 俺は文学部に所属する大学生。  皆からホモかゲイと疑われている。  今日も今日とて学生街の食堂でオカマの友達と食事をしている。  疑われても仕方がないか・・・  オカマは俺と同じ大学の文学部に所属し、とても良い奴なんだが、とても気に食わないことがある。  それは手皿で食うことだ。  今もオカマは頻りに左手を口元に添えて食っている。  それが上品であるかの様に・・・  只、気持ち悪くて見苦しいだけなのに・・・  のみならず悍ましいことに発展しないかと俺はオカマと食事をしている時、必ず冷や冷やはらはらどきどきやきもきするのだ。
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