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そして幹事が酒瓶とコップを持って俺に寄って来て、「はい、駆けつけ三杯!」と言って、まずは既になみなみと酒が注がれたコップを差し出した。
「こんな一杯のを三杯も一気に飲んだら急性アルコール中毒になるよ!」と訴えてもオカマ以外、誰も聞く耳を持たなかった。
俺は酒があまり強くない上に大分歩いてきた後だったから三杯飲み干した時には流石にこたえた。
それで俺は千鳥足になってオカマの隣に腰をおろした。
「遅れるからいけないのよ!みんな5分前には揃ってたわよ」
「そ、そうか」と俺は答えた後、げっぷして、「ああ、参った」とげんなりして呟いた。
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