未来からの苦言

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「あの……私はどうすれば」 流石にそれは食い止めなければならないような気がした。 『そうね、兎に角。本当に未来を変えるつもりなら、ポジティブな論文をどんどん書いてみたらどう?』 「ポジティブな?」 『そう、あなたがポジティブな論文を書き続ければそれを見た彼がネガティブになる事もないでしょう?』 「た、たしかに……」 『じゃあ、頼んだわね、また未来で会いましょう……プッ』 「あ、あぁ、わかった……やってみる」 最後の台詞は未来電話が切れた後だったので、自分を鼓舞する様な台詞になってしまった。 兎に角、やるしかないようだ。
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