王女は王妃に求婚をするが逆に求婚されてしまうのだった

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1.求婚 私はとあるお城の王女をしているのです。 王女をしていると何かと大変でお城の中で公務もしないといけないからです。 時には兵士に伝達して困っている民に手を貸すような指示も出さないといけない。 そんな事をしていると人肌が恋しくなって王妃の存在が気にかかります。 王妃の事が私は大好きで結婚したいくらいです。 そのためには求婚を申し込まないといけないですよね。 私の名前はキュリム・セイラムで年齢25歳、職業がとあるお城の王女。 私の大好きな王妃の名前はシラユリ・セーラムで年齢30歳、職業がとあるお城の王妃。 王女と王妃が求婚したらすごいと私は思います。 そんな私は王妃の元へ向かう事にしたのだった。 王妃が居るお部屋に到着すると私はドアをノックしてから ドアを開けてお部屋の中へ入るとそこには寝ている王妃が居たのです。 私はお部屋の中へ入ると静かにドアを閉めて、高級そうなベッドの上で寝ている王妃の傍へそっと 歩いて近づくと私は 「シラユリ・セーラム、起きて、起きて」 と言いながら、王妃の身体を揺すっている。 しかし、身体を揺すってもなかなか起きません。 私はどうすればいいのかがわからない状態で頭の中で必死に考えていると 考えが思いつかないので諦める事にしたのです。 そんな私はベッドの近くに高級そうな椅子があるのでそれに座って待つ事にした。 しばらくお時間が経過するとシラユリ・セーラムが目を覚まして起き上がると 高級そうなベッドから降りて私に気がつくと 「キュリム・セイラムじゃない、どうしたの?」 「どうしたのじゃないわよ、用があって来てみれば寝ているじゃない」 「それはごめんなさいね」 「用があるの、座って」 シラユリ・セーラムはせっかくベッドから降りたのにすぐさまベッドの上に座る事にした。 「キュリム・セイラム、用とは何でございましょうか?」 「真剣だからしっかりと聞いて下さい」 「はい、わかりましたわ」 「私ね、シラユリ・セーラムにきゅ………………」 「ちょっとお待ちなさい、私もキュリム・セイラムに言いたい事があるわ」 「えっ、何なの、言いたい事って」 もしかしてシラユリ・セーラムも私に求婚を申し込もうとしているんじゃないでしょうね。 そうだとしたら、私は阻止しないといけないわね。 私が求婚を申し込みたいからよ。 「キュリム・セイラム、貴方に求婚を申し込みます!」 先に言われてしまった私はどうすればいいの、それにこの求婚にどう反応していいのかわかりません。 「キュリム・セイラム、どうかお返事を下さいね」 私はシラユリ・セーラムからの求婚の申し出をどうするかじっくりと考える事にしていると 私の中で結論が出たようです。 「シラユリ・セーラムからの求婚の申し出を受け入れます」 「それはありがとうございます」 「はい」 「これで私とキュリム・セイラムはご結婚というのが出来るのね」 「シラユリ・セーラム、そうなるみたいね」 「キュリム・セイラムはあんまり嬉しそうにしてないようだけど、どうしたのかしらね」 「そんなの決まっているじゃないの、先に求婚の申し出をしようとしたのに 先に言われたからよ」 「なるほどね、そういう事だったの、それはごめんなさいね」 「シラユリ・セーラムのせいじゃないわ」 「でも、これでご結婚出来るんだし、いいんじゃないのかな」 「私もシラユリ・セーラムとご結婚出来るのは本当に嬉しいわね」 「私もキュリム・セイラムとご結婚出来る事が嬉しくてしょうがないわね」 キュリム・セイラムは高級そうな椅子から立ち上がってシラユリ・セーラムが 座っている高級そうなベッドに座ると 「こうしてシラユリ・セーラムの隣に座ってじっくりと見ていると美しいね」 「キュリム・セイラムも十分に美しいと思うけどね」 「そろそろお互いにフルネームで呼ぶのやめませんか?」 「そうね、やめましょうか。私の事はシラユリと呼んで下さいね」 「はい、私の事はキュリムと呼んで下さい」 「わかりましたわ」 こうしてキュリムとシラユリはご結婚するという事を誓うとこれからが 実は大変でした。 なんせ王女と王妃がご結婚するとなればお城の中である意味では大変な事が起きる。 その大変な事が起こるというのを二人はぜんぜん知らないでいた。 果たして、キュリムとシラユリのご結婚は叶うのでしょうか。 求婚は出来たとしても実際にご結婚出来るかどうかは別問題である。 王女と王妃がご結婚するためにはいくつかの問題を片付けないといけないのです。 それをキュリムとシラユリの二人で乗り越えていかないといけないのでした。 キュリムとシラユリにお幸せが来ますように……………………。
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