第13話 大丈夫か新チーム

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お前が投げなきゃ 甲子園行きたかったのにな… 「すみません!すみません!」 背番号11番の選手が、3年生であろう人たちに囲まれて文句を浴びせられていた 「すみません!俺のせいで…」 ガバッ! 背番号11番を付けていた選手が、目を覚ましてベッドから一瞬で上半身を起こした。ジャイオンズの上山浩一のポスターが壁に貼ってあり、見慣れたいつもの自分の部屋だった 「夢か…」 部屋の時計を見ると午前4時頃だった。背番号11番の選手がパタンと上半身を再びベッドに倒した (…) 汗をびっしょりとかいていた。熱帯夜のせいもあるだろうが、かいているのは暑さの汗だけではなかった (あんな事思われてるのかな…。当然だろうな…) そして、目をつぶって眠りについた ふぁ… 知紀が部室であくびをしながら練習用ユニフォームに着替えている 「知紀はやくしろよ、鍵当番なんだからさ」 鍵の束を持った倫太郎がそう言った。唯斗も、倫太郎の横で黙って知紀を待っている。知紀が着替え終えて駆け足で部室、グラウンドの鍵を開けていく
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