<5・Deceive>

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   ルナ:とりあえず今日は貫通ってことでいい?霊能指定、美智子さん吊りで   美智子:そんな!猫又吊るなんて……! ゴールド氏:往生際が悪いですよ、美智子さん。  SASAKAMA:美智子吊り了解    夏野:これ、本当に美智子狼っぽい。だとすると美智子さんに黒出したもこもこさんが真ってことになるのかな   ミライ:まだわかんねーよ夏野。身内切りとか誤爆とか、いろいろあるわけだけどな。ぶっちゃけ、誤爆の方が可能性ありそうだと思ってるけど。美智子の反応、最初から猫又炙りしたいってかんじじゃなかったしな  SASAKAMA:誤爆?狂人誤爆ってこと?   ミライ:俺が疑ってるのは、そっちの誤爆じゃなくて、もう一つの誤爆の方だけど。まあ、道連れが万が一発生したら軌道修正余儀なくされるし、その時また考えればいいんじゃねーの   チョコ:とりあえず指定通り美智子さん吊りなのは了解。明日はもっとグレーに関して離さないとね、猫又の話題だけで終わっちゃったし。    夏野:美智子さん吊りで大丈夫なのかな。正直猫又最後に残して決め打ちしたい気持ちもあるんだけども。ていうかそっちのが王道な流れじゃないの? ゴールド氏:偽物をここで残してもいいことはありませんよ   ルンバ:霊能指定なんだから、そこは逆らうべきじゃないって。とりあえず明日になったら噛まれ先とか見て、色々判断してから考えればいいよ。とりあえず夜のうちに怪しいとことか各自まとめておくってことで   ミライ:まあそうだな。占いさん、明日もよろしく   覗き魔:そろそろ時間か。明日の占い先しっかり考えて決めておくよ  二日目の議論が終了となる。霊能から投票指示があったので、当然ミライもその指示に素直に従うこととする。  ふと、頭の隅にチリ、と走る痺れのようなものを感じた。この感覚には覚えがある。――昨日、オコジョが消えた時に感じた違和感と同じもの、だ。 ――見られてるな、こりゃ。  どうやら、狙いは間違っていなかったらしい。  このゲームのサーバーの中に――何か、得体の知れない存在が潜み、自分達をじっと観察し続けている。
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