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幼馴染の柚月
この世には3つの性がある。
絶対君臨のアルファと極平凡のベータ、そして地位の低いオメガだ。
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俺は子どもの頃、比較的体格の良い子どもだった。両親もアルファとオメガだったから将来はアルファだろうと親戚はみんな期待してた。でも、小学校高学年になって性診断があったとき俺は「ベータ」って言われた。
教室に戻るとみんながわいわい騒いでいた。でもまぁ、ほとんどがベータだったけど、その中でもクラスで一番と言ってもいいモテ男こと俺の幼馴染柚月が「ゆうちゃんはやっぱりアルファー??」って無神経に聞いてきやがった。俺は周りからの期待を裏切ったような気持ちがあって、申し訳なさと怒りと恥ずかしさで「そうだよっ!!!アルファだよ!!」と叫んだのが俺の幼少期の頃の思い出だ。
俺と柚月は高校生になった。
柚月は、相変わらずモテ男をやっている。
「ねぇねぇ、ゆうちゃん、部活は決めたー?」
「俺は入らねぇよ。ていうか、そのゆうちゃん呼びやめろよな、ほんっとこっちは恥ずかしいんだからな!」
「えーー、入らないのー?じゃあ、僕もやめよっと。」そう言ってあいつはどっか(たぶん告白現場)に行きやがった。ゆうちゃん呼びをやめろって言ったのに無視しやがって。でも、あいつのあぁいうところは嫌いではない。まぁ、むかつくけどな!
俺は、男のくせに可愛いものが好きだ。ふわふわのものや、レース、リボンなど、俺の部屋はそういうものでいっぱいになっている。このことは、幼馴染の柚月でさえ言えない自分の秘密だ。こんなことバレたら絶対馬鹿にされるからな!
ある日学校に行くと、なぜだか分からないが間違ってクマのぬいぐるみを鞄に入れて持って来てしまった!
(あーーやばいなぁ~、絶対バレたらいけねぇ)
「ねぇ、ゆうちゃん、今日どうしたの?体調悪い?」
「あ?なんでだよ?ピンピンだけど」
「そう?今日ずっとそわそわしているし顔が青くなったり赤くなったりしているから」
「大丈夫だよ、気にすんなトイレだよ、そうトイレなんだよ!」
そう言って俺はトイレに逃げた。
(一番バレたくねぇ奴にバレるとこだった〜、危ねぇ〜)
そう言って本当に小便しようとしたら、急に身体が熱くなってきた。
(なんだ?ホントに風邪か?でも、なんか違う、身体が熱い、いや、下半身が異常に熱い、とりあえず個室に入るか)
と思い個室に入った途端、声にならないほどの熱さが俺を襲った。
本格的に身体が熱くなりすぎてズボンを下ろそうとしたらお尻ら辺からグチョっと音がした。嫌な予感がする、、、、下着を脱ぐと女のあい液みたいにぐっしょり濡れていた
(こんなのって、おかしい!!俺はベータなのに、なのに、これじゃあ、まるでオメガみたいな症状だ!!)
俺は酷く混乱していた。お尻の穴も痒くて痒くてどうにかなりそうだったし、自分の息子も、大きくなって興奮していた。
それに、第一俺はベータだ。オメガののような症状が出るのはおかしい!
その時だった
バァーン!!!!
「ゆうちゃん!?大丈夫!?」
(え?柚月?なんでここに?あ、チャイムが鳴ったのか。くそ、こんな姿恥ずかしくて見せらんねぇ、でも、この身体をどうにかして欲しい)
俺は一人で葛藤していた恥ずかしさをすてて声を出すのか、この身体を我慢するのかを!
「やっぱり、ゆうちゃん、きちゃったんだね、発情期が」
(は?発情期?意味分かんねぇベータなのに発情期があるわけねぇじゃねぇか)
「ゆうちゃん、開けるね?」
(え?あける?やべ!鍵してねぇ!)
しかし、俺の手はあと一歩のところで届かなかった。
「やっぱり、いい匂い、ゆうちゃんの匂いだ」
俺は恥ずかしさで泣いてしまった。
「なんで、おまえあげるんだよぉ〜」
「わぁーー!ゆうちゃん!泣かないで!泣いてる姿も可愛いけど、俺の身体がやばいなぁ、耐えきれないや、ごめんねゆうちゃん」
そう言って奴は俺の項を噛んだ。
「何しやがる!いてぇじゃねぇか!」
「痛いだけ?」
「は?」
「本当に痛いだけなの?例えば他に、気持ちよくなかった?」
「はぁー!?気持ちよく、なん、か」
(なんだ?噛まれた所からだんだん身体がもっと熱くなってきている!)
「ゆうちゃん、気持ちいよね?正直になりなよ?これで、ゆうちゃんが俺のものになった。やっとだ」
「はぁ?何言ってんだ?俺のものって人をもの扱いすんなや!」
「ゆうちゃん、ゆうちゃんは気づいてないだろうけどゆうちゃんは、オメガなんだよ」
「はぁ!?何言ってんだよそん、な、こと」
「じゃあ、この身体の熱さとお尻からでている汁は何?」
「それは……」
(そんな、そんなはずはない!だっておれは、俺は、ベータだ。オメガだなんて!)
「ほら、認めなよ、ゆうちゃんは、僕の番になるためにベータからオメガに生まれ変わったんだよ。これで、ゆうちゃんは、僕がいないと生きていけない、永遠の番になったんだ。もう、離さないよ」
そう言って柚月は、俺の尻を掻き回す。
「んぅ、なんで、俺は、ん、オメガなんだ、」
「言ったでしよ?俺のために生まれ変わったんだよ。ホントにゆうちゃんは、可愛いよね、今日だってクマのぬいぐるみ丸見えだったよ、必死に隠す姿が可愛かったなぁ〜。ゆうちゃんそろそろ入れるよ?ごめん、待ちきれないや」
そう言って奴はでかいぶつを俺の中に入れてきやがった。
「はぁん!いってぇ、いたい!お願いゆっくり、んぅ、はぁ」
「ゆうちゃん、好き、大好きだよ。これからも一緒だよ。」
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