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「子どもみたいなこと言うてんと、はよ上がれ!」
葉月は部屋着のTシャツに短パンというラフな格好をしているし、濡れても問題なさそうだ。
つかまれた腕とは反対の手で葉月の腕をつかんで強く引っ張り、バランスを崩して倒れそうになった体ごと思いきり引き寄せると、葉月はお湯を跳ね上げながら見事に湯舟の中に突っ込んだ。
「なにすんのよ!」
「ん?一緒に入ろうと思って」
「だからって普通は服着たまんま入らへんやろ!」
「じゃあ脱がせてやる」
首筋に唇を這わせながら濡れて肌に貼り付いたTシャツをまくり上げると、葉月はあわてふためき手足をバタバタさせて暴れだした。
「ちょっ……!やめえや!」
「やだ、葉月が一緒に入ってくれないとやめない」
「もう!ええ加減にせんと……!あっ……」
逃げられないように羽交い締めにして、形の良い胸を撫でながら短パンの中に手を忍び込ませると、葉月は肩をすくめて甘い声をあげる。
葉月の弱いところなんて知り尽くしている。
唇にキスをして舌を絡めながら柔らかいところを指先でゆっくり探るうちに、葉月は借りてきた猫のようにおとなしくなって俺に身を委ねた。
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