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【11】パン太郎君の愉快話じゃない
パン太郎の所に着いてパン太郎を呼び出した。
『え?誰おまえ?
クッソでかくなっとるやないかーい!』
パン太郎曰く食べ物に困らないし、眷属になったことにより、鬼のようにレベルが上がったとか……最早、周辺の魔物は寄り付かなくなっていた。
『パン太郎話ってなんだ?
重要な話って言ってたけど……』
『あ、はい。
北の山脈に神の祠って場所があります。
名前の通りで神様しか入れないそうです。
この世界のあらゆる者が入ろうと試みたんですが絶対に扉は開きません。
なので殿ならば!と思いまして……
ただ入れなかった場合なんですが、えーっと……死にます』
『なるほどな……は?
リスク高いことをサラッと言いやがったなお前……
おまけに神の祠って、フラグの予感しかしない。
しかしまぁ行ってみる価値はありそうだな。
色々と分かることがあるかもしれんしな。
そこには俺1人で行く。
パン太郎、場所をイメージしてくれ。
……ここか、少し気になることもあるからソールとウランは里に戻れ。なにかあったらリコピンに連絡するようにな』
『毎回テレポートするより旅を楽しむのもいいものだぞ。
1人で行くのではなく、側近の従者を召喚して連れて行ってはどうだ?』
『それもそうだな』
召喚陣を開いて健汰は唱えた。
『レベル300。
種族ダークドラゴン。
名を【ルドラ】とする。参れ!』
『我が主よ!なんなりと!』
『うん。
北の山脈にある神の祠まで連れて行ってくれ。
場所は俺の記憶にリンクしろ』
『承知!』
『ちなみに今は300程度だが、俺と共に生き、生活することで更に強くなれるから励むようにな。
お前は俺の側近にする』
『ありがたき幸せ!』
『さて行こうか』
我ながら結構いい奴を召喚できたと自負している、健汰であった。
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