昔あったこと

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「いいじゃないか…なぁ、なぁ、なぁ、いいだろーーう?えええええ?フウウウウーー!!!」 田中、それ以上はだめだ、犯罪の匂いがする。 ふとテーブルを見ると、ビールが入っていたピッチャーがいつのまにか空っぽになっている。 俺たちはビールを一杯ずつ飲んだはずで、あれはおかわり用に置いておいたのだが… もしかして…田中? もしそうだとしたら、やばい。 だいぶ酔ってるんじゃないのか? 田中は酒にめっぽう弱かった。 酔うとハイテンションになり、喚いたり、寝たり、泣き上戸になったりする奴なのだ。 もちろん、ひどくセクハラ的な奴が顔を出す時もしばしばある。 田中の手が美沙に伸びる。 気持ち悪い動きをした指で美沙に迫る。 「ウヘヘヘヘへ…美沙ちゅわあああああん♡」 やめろ!田中!早まるんじゃない! 「こんの…………」
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