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「まぁ、田中が死んでなかったみたいだし、とりあえず良かったわ。私達は買い物に行くから、これで。」
美沙はそう言ってカバンを持ち、加奈子ちゃんの手を取った。
そしてドアノブに手を掛けたところで、思い出したようにこちらに振り向き、
「あ、それからあんた達、講義室の掃除やっといてよね。こっちは変なもの見せられたんだから、それくらいやってくれて当然よね?」
と言って、俺たちの返事も待たず出て行こうとドアノブをひねってドアを開こうとした。
しかし、ドアは開かなかった。
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