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思い出した"何か"とは…
俺が日々生きている中で足りないと思っている"危機感"というやつだろうか。
今送っている大学生活には、それを感じるようなことは起こらない。
何かが足りないのは分かっているんだ。
俺の中に。
勉強じゃない、就活じゃない、恋でもない。
じゃあ、何だ?俺が欲しいものって何なんだ?
やらなきゃならないことなら分かる。このドアの向こうの講義室で、試験を受けることだ。
だが、それが何になる。
俺がこのドアに手をかけた瞬間に感じた、あの
恐怖、焦り、不安
が、その先にあるのか?
それらを感じながら、抗って何かを成し遂げる…なんて体験が、待っているのか?
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