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俺がうつむいていると、田中がいきなりその場に立った。
「えー今から!一発芸をやりたいと思います!
腹踊り!」
田中はいきなり自分のシャツをめくりあげ、胸毛でもじゃもじゃの上半身をさらけ出した。
「きゃあああああああ!!!」
加奈子ちゃんの悲鳴が響き渡った。
俺は衝撃を受けた。
なんて可愛い叫び声なんだ!
俺はさっきまで何を考えていたのか一瞬で忘れてしまった!
「うぇーい…うぇーい…うぇーい…フゥウウウウウーーーー!」
田中は変な声を出しながら、体をくねくねと動かす。チリチリの毛が生えた腹が波打っている。実に滑らかな動きだ。なんかすごく汚いけど。なんか吐き気がしてした。
「ちょっと!やめてよ!しまいなさい!!」
美沙が加奈子ちゃんをかばいながら声を上げる。
加奈子ちゃんは真っ赤になった顔を手で隠して体を縮こませている。
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