第2章

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帰宅すると、時計は0時を廻っていた。 服を脱ぎシャワーを浴び、布団に入り携帯を触ると、ユリカさんからのLINEが入っていた。 『中本さん、今日、花道でお話させていただいたユリカです!今日は、楽しいお時間ありがとうございました。映画やお食事の話など、たくさんお話できてとっても楽しかったです!今日言っていたお店、連れて行っていただけるのすごく楽しみです。中本さんは、いつ頃がよろしいでしょうか?また、教えてくださいね。明日もお仕事、ファイトです!』 絵文字やらハートマークやらがつけられた華やかな文章だった。 LINEを読んで、眠さが少し吹き飛んだ。 明らかに営業であるのは分かるが、可愛らしいと思った。悪くない。 私はすぐに返信をした。 『こちらこそ、今日はありがとう。楽しい時間を過ごせました。そんなに大したお店じゃありませんが、お食事、是非行きましょう。来週の水曜日は、どうですか?ありがとう、明日も仕事頑張ります』 私も負けじと、少し絵文字を付けつつ送信ボタンを押した。 今日は、いい夢が見れそうだ。
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