第2章

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そして、いよいよ同伴という名の食事会当日がやって来た。 前日、ユリカさんから『明日楽しみにしています』とハートマーク付きのLINEが送られていた。 そのLINEに私は、18時半に現地集合しようという内容で返した。 同伴というのは、以前に何度かしたことがあるが、久しぶりだった。 その日、私は1日中ワクワクしていた。 仕事もいつも以上に頑張れた。 18時に会社を退社し、ユリカさんと待ち合わせをしている寿司屋があるデパートへと向かった。 集合場所は店前で、というように伝えていた。 私が17時55分に店前に到着すると、ユリカさんの姿はまだ見えなかった。 『今、お店に到着』と、ニコニコした顔文字付きのLINEを送信した。 すると、送って1分も経たないうちにユリカさんから『すみません、もーすぐ着きます!』と返信が来た。
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