第2章

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そして、18時ちょうどくらいにユリカさんが駆け足で現れた。 「すみませーん、お待たせしました!」 「こんばんは」 「こんばんは!」 私は、初めてユリカさんの私服を見た。 先日“花道”で会ったときとは、随分と雰囲気が違っていた。 “花道”では、ラウンジ嬢らしく露出の多いキラキラした華やかなドレスのようなワンピースを着ていたが、今日はジーパンにセーター、その上にダウンを羽織っていて、とてもカジュアルな印象であった。 そのため大分雰囲気が違っていたが、顔は先日と同じように相変わらず華やかで可愛らしかった。 私服でカジュアルなユリカさんにも、おじさんの私は大変グッときた。
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