第2章

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「さぁ、入りましょうか」 「はい!」 私達は店へ入った。 大将にコースを注文し、私達は寿司を食べた。 「おいし~い!私いつも、くら寿司とかスシローばっかり行ってるんで、こんな美味しいお寿司全然食べたことないんです!」 「へぇ、そうなの」 無邪気に、美味しそうに寿司を食べるユリカさんの姿は、大変可愛らしかった。 何しろ、水商売にあまり浸りきっていない、素朴なところが良かった。 正直この寿司屋は、わざわざ客に連れて行ってもらわなくても、大学生同士でも食べに行けるような値段の店だ。 さすがに、ユリカさんが言うように、くら寿司などの回転寿司とはレベルが違うが、何しろデパートの中に入っている店なので、同伴で行くには安い店だ。 しかし、それでも美味しそうに食べているユリカさんは、とても無邪気で素朴で、可愛らしい。
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