第2章

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「私、今日が花道に入ってからの初めての同伴なんで、めっちゃ嬉しいです!中本さん、本当に感謝です~」 「いや、そんな。大したお店じゃなくてすみません。この辺りに、もっと美味しいお店たくさんあるので、また行きましょう」 「え、いいんですか!やった~楽しみ!」 男心さながら、食事に連れて行ってあげてこんなに良いリアクションをとられると、『次はもっと良いお店に連れて行ってあげよう』と思わされてしまう。 私はこの時、次はもっと良いお店、たとえば会社の接待で使うようなユリカさんが絶対に行ったことのないようなお店に連れて行ってあげようと決めた。
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