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ドッジボール
「杉田―、ボール行ったぞ!」
私は、反射的にボールを体で受け止めると、相手チームに向かって思いっきりボールを投げました。
「えいっ!」
私のボールは見事、雪絵ちゃんという子に当たりました。
「杉田すげえよ。」
「真美ちゃんのボール速い!」
「ドッジボールチーム入ってくれよ、杉田。」
私は、昼休みのドッジボールの時間も大好きです。体を動かすことはとても楽しいです。一度、相原君に動けるデブだといって馬鹿にされましたが、構いません。スポーツができるのは私の長所だし、体型なんて気にすることは無いんだと、千里先生が言ってくれました。
それに、給食を美味しそうに食べたり、ドッジボールで活躍すると、皆が仲良くしてくれます。だからデブであることは一番のコンプレックスですが、それでもいいのです。デブのおかげで皆とこんなに仲良くなれたんですから。
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