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ヒカリは泣き叫びながら、グリフォンに向かい飛んでいく。
ヒュウウウウウウウウウ!!!
ズゴオオオン!!!
見事命中!……ビューティフォー!。
そして私はヒカリを出荷させたため、無線連絡を2人に行う。
ピー…ザザザ…「α-1、そっちに増援を送った。間違えて味方を撃つなよ?。β-1、α-1を援護して、ポイント0-2を死守せよ。失敗は許されない、全員生きて帰るぞ。以上、オーバーロード」ピー…ザザザ
私はそう言って無線指示を終えると、ライカを見てニヤニヤする。
(くははは!。どうだ、これが本当の現代戦争って奴だ!。恐怖に怯えて泣き喚くがいい!。そして……次はおまえの番だ!!!)
しかしライカは、指を咥えて、大砲から打ち出されるアリスとヒカリを見ている。
若干目が輝いて見えるのは、気のせいだろうか。
そして何を思ったのか、ライカはニッコリすると、砲台に近づいた。
「おい!何をしている馬鹿者!。それに近づくと!」
キュイン!
「!?!?」
馬鹿な!?。何のためらいもなく自ら砲台の弾となる事を望んだだと!?。
やはり、子供が持つ好奇心とは恐ろしい。
私達が命をかけてグリフォンの群れと戦っているというのに、彼女は、何かの遊びだと未だに勘違いしているというのか!?。
ぐぬぬぬうう!!!
おのれおのれおのれえええ!!!
私は彼女を恐怖に陥れる作戦に失敗したため憤慨し、拳を握りしめると、砲台に近づき、蹴りを入れる。
ドゴッ!
あ、しまった。(タマニナル)
キュイン!
そして私は、幼女ライカと共に砲台から発射された。
ドゴンッ!!!
ヒュウウウウウウウウウ!!!
「きゃああああああ!!!!お母さあああああんん!!!(泣)。怖いよおおお!!!」
と、ライカは笑顔で泣きながらそう叫んだ。
泣いてる割に嬉しそうだな…。どっちかにしたらどうだ。不自然だぞ…。
しかしどうやら、砲台の照準を合わせる前に、ライカと私は発射されたため、地面に着弾する。
ズコォオオオ!!!
私は仕方なく、ライカを抱きしめたまま、守るように、頭から地面に着地し、そのままヘッドスライディングとなってしまう。
「ング!、ケホッ!、ケホッ!、ケホッ!」
どうやら、発射時に煤を吸ってしまったようだ。
そんな私を見たライカは、私の頭を指差して笑う。
「アハハハハ!。お姉ちゃんの頭!う○ちまみれみたい!。お姉ちゃん、う○ちと仲良しなんだねー♪」
………。
ふははははははは!!!
今すぐ殺す!、グリフォンの前に貴様を!!!
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