【重要】《不具合のお知らせ》フィールド上に大量に設置されているモンスタートラップまで誘い込んで、モンスターをハメてペットにする事が可能となっていました。

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モンスターをペットに出来るシステム。 そしてモンスターをペットにするために行う様々な方法の総称を「テイム」という。 私は先程のグリフォン戦で、実は1体のグリフォンのテイムに成功していたのだ。 私のペットであるグリフォンは、今は私達の上空か、近くで待機している事だろう。指笛を鳴らせば、グリフォンは私の元に現れる。 そしてそれに乗り、空路で旅立ちの村まで行けば、安全に、村まで人間を運ぶ事が出来る 。 そしてグリフォンのような強いモンスターをテイムする事は、私のような低レベルのプレイヤーにとっては難しい事なのだ。 まず、モンスターレベルが高い。 モンスターをテイムする場合、自分のレベルがモンスターより上でなければならない。 そしてテイムの成功率は、モンスターとのレベルの差が開けば開く程、成功率が上がる。 グリフォンのレベルは700以上で、私のレベルは9。 そう、私がテイムした方法は普通ではない。 私は、モンスターテイムバグを使ったのだ。 3時間前………。 ヒュウウウウウウウウウ! ドガアアアン!!! 「!?!? ピギャオオオオ!!」 「ケホッ、ケホッ、ケホッ!……」 私とライカは、大砲から発射されたため、肺に煤や煙が入り、咳込む。 私の人間砲弾はグリフォンに命中し、奴は驚き、爆風で態勢を崩し、倒れ、起き上がろうと、手足と翼をバタバタさせる。 もう何度今の繰り返しを行ってきた事か。 ライカは相変わらず、人間大砲を楽しんでいるようだ。 (よし、グリフォンは今、身動きが取れない。今の隙にもう1発、と行きたい所だな……) そう思っていた所だった。 私が抱っこしているライカが、急にジタバタして私から離れ、砲台の方へ走って行った。 「ちっ…!。もうどうなっても知らんぞ!」 私はライカの後を追うため、彼女の向かった場所まで走ろうとした、が、その時。 ビュンッ!!! 「!?!?」 全身に強い風を受けた。 グリフォンが私の身体を爪で掴むため、私の頭上を飛び抜けたのだ。 咄嗟の判断で、回避する事に成功はしたものの、ライカを見失ってしまった。 走って行った場所の検討はついている。 私はそこに辿り着くと、その場には2機の砲台があった。 その2機のどちらかの砲台から、ライカの声が聞こえて来た。 「おねーちゃん!。早く早くー!。発射しちゃうよ!?」 くそっ……!。彼女は一体どちらの砲台に入ったと言うのだ!?。 右の砲台か左の砲台か……。
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