【重要】《不具合のお知らせ》初心者プレイヤー1人が24人参加コンテンツのレイドボスを余裕で倒せるようです。

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「これで全員かしら?」 ヒカリは、村人達が全員集まった事を確認すると、村人達にも確認を取る。 「冒険者様……その事についてなのですが」 村人の1人が、顔を曇らせてヒカリに言った。 「その………、村の中にも隠れた者が複数名居まして。 ですが、あそこにはアーク・グリフォンが居ます。 ここに居るグリフォン達とは比べ物にならない強さです。大変危険です」 (困ったわね……。此処を移動する訳にも行かないし、グリフォン達に対抗出来る魔法防壁を発動出来るのはアリスだけ……) ヒカリは、他に何か方法が無いか考えた。 そしてその時丁度、アサヒとグリ子が気絶状態から回復して目を覚まし、アサヒは頭痛でも起きているためか、少し苦しそうな様子で、頭を片手で抑えながら立ち上がる。 「うう…あ。全く、味方を間違えて撃つなとあれ程注意したと言うのに…。おまえという奴は」 「あら、そこに居たのね、2人とも。 寝起きで悪い所だけど、ちょっと手伝ってくれないかしら?。此処と村の中を守るのに、人手が足りない所なのよ」 「ああ。ならば、グリッグスの事は私に任せろ。お前達2人だけで、あいつを倒す事は出来ないだろうからな」 「あーさーひー?」 ヒカリが疑いの眼差しを向ける。 またバグを使うと思っているのだろう。 その通りだとも。私は不具合チート勇者。 不具合やバグを悪用し、敵を葬る者。 「わかってる、わかってる。事前に使うバグを共有すれば良いのだろう?。あいつを楽に倒せるハメバグなら、あれしかないだろう」 そして私はグリ子の頭を撫でて、痛いの痛いの飛んでけ〜をしてやると、グリッグス討伐のため、村の方へと歩いて行く。 「・・・・ってちょっとお?、あれって何よあれってー!(怒)。全然共有になっていないんですけどーー!(怒)」 「今は説明している暇はない。少しは自分の事を心配したらどうだ?。グリフォン共は、お前達を狙ってるみたいだぞ?」 そう言って私はヒカリ達の頭上を指差す。 あれだけの数だ、いくらチート僧侶の魔法防壁だろうと、長くはもたないだろう。防壁を破られる前に、敵を殲滅させる事がヒカリ、アタッカーのソーサラーとしての、おまえの役目だ。 「わ!、わかってるわよーーっ!んもう!。 ちゃんとバグコン3、いえ、2以下のバグを使うのよー!?」 今、ヒカリが言った、バグコンとは、バグ・コンディションの略で、先程ヒカリから手渡されたバグのメモ帳にまとめてあった、バグの危険度の段階を表したものである。 バグコンは1〜5段階まであり、ヒカリは、バグの使用に伴う危険度の各段階について、以下のように記載していた。 バグコン1… バグを意図的に使用、悪用しても、全く問題ないレベルのバグ。基本的に、あたし(ヒカリ)の許可無しで使用してOK バグコン2… 大きな効果が期待出来て、汎用的なバグ。意図的に使用、悪用しても、さほど問題ないレベルのバグ。あたし(ヒカリ)への許可は、基本的に不要だが、緊急時を除いて、事前に使用する事を伝えて欲しい。 バグコン3… 非常に強力な効果と、影響力を持ったバグ。発動する事により、自身、または世界に、なんらかの悪影響を及ぼす可能性がる。基本的に可能な限り、使用は回避する事。使用にあたっては、事前にバグの影響を確認し、慎重に行う事。あたし(ヒカリ)への使用許可は、絶対に必要。 バグコン4… 神をも殺める事が可能な程、強力なバグ。使用により、世界になんらかの悪影響を及ぼす可能性があり、最悪の事態としては、世界までもが(バグ)ってしまい、最終的に、世界が消滅する危険性がある。基本的に使用しないバグだという事を理解する事。あたし(ヒカリ)への使用許可は、絶対に必要で、基本的に許可は下りないと考える事。 バグコン5… 世界を終わらせられる程、強力な影響力を持ったバグ。バグの使用により、ほとんどの確率で、世界に悪影響を及ぼすと考えて良い。世界が(バグ)って、世界の(ことわり)が崩壊し、全てが消滅するリスクが、とても高い危険なバグ。あたし(ヒカリ)への許可は不要。つまり、絶対に使うなって事。
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