52人が本棚に入れています
本棚に追加
清洲に到着し、信長へと目通りに時間を要した。
そこに勝家が姿を見せた。
「信久、此度の活躍聞き及んでおるぞ。」
「柴田様、此度のお館様の要件はいったい…」
「さあ、儂も聞いてはおらん。
これより評定があるゆえの呼び出しであろう。」
勝家とともに評定へと備えた。
しばらくして信長が評定へと姿を見せるのであった。
「此度はよくやってくれた。
信久、うぬには勝幡城城主に致す。
鳴海城には、龍重に入ってもらう。
これよりは、亡き義父殿の遺言に従い美濃を返してもらう。
皆、今まで以上に励んでくれ。」
「は、ありがとうございまする。」
と平伏する龍重。
「美濃へ侵攻する為に、まずは些細なことでも良い情報を集めよ。」
こうして次の侵攻先が美濃と決まった。
将が去る中、信久を呼び止める信長であった。
最初のコメントを投稿しよう!