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「ご両親孝行も、たまにはなさいな」
「…はい。ありがとうございます」
「ケニー、おめでとう。でも嫌な事があったら、
すぐ帰国してもいいわよ。あっ、それからアンディに
代わってくれる?」
「はい」
何かアンナの声のトーンが変わった気がすると思いながら、
隣にいるアンディと電話を代わる。
急にケニーからスマホを渡されたアンディは、
殊勝な顔になる。
「…はい。…はい。もちろんです。では又」
テンションだだ下がりの状態で、アンディはスマホを
ケニーに返してきた。
不思議に思いながら、ケニーはスマホを受け取る。
「あぁ!」
突然の大声にケニーは、驚く。
「何?どうしたの?」
「更に最強に怖いお目付け役が加わった」
「アンナ?」
「そ。でも…、それでも俺は、ケニーといたいから、
よしとする」
「はっ?」
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