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1月2日の朝、外を見ると、太陽を反射した雪は眩しく、真夏の砂浜を連想させた。
オーブンから焼いた餅を取り出し、買っておいたきな粉をかけた。食べるにも健康診断に引っかかってしまい、糖質を気にしなければならない。
「ええっと、今かけていい量は…。」
手についている腕時計のような《カウンター》を見る。これは国民が付ける義務があり、寿命がわかってしまうものだ。予想外のこともあるため、定期的に健康診断がある。
少しだけきな粉がかかった餅を食べ、外に出る。
郵便受けの前で僕はため息をついてしまう。年賀状が貰えるような友人などいないのに、こうして毎年意味もなく確認してしまう。そしてまた同じようにため息を吐く。それが新年早々やることだった。
しかし、今年は小さな茶封筒が入っていた。
少々複雑な気持ちでそのまま家の中に入った。
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