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「へぇ、それで特別講習に参加することにしたんだぁ。」
「そう…めんどくさい。」
カノンにて。
カウンターで珈琲を飲んでる天音に特別講習に参加することを伝えた。
「もう、ちゃんと勉強しないから。」
「うん?」
「だって成績が悪いから参加しろって言われたんでしょ?」
………忘れてた。
天音や谷中さんは私のことを勉強できないやつだと思ってるんだった。
あ、マスターめ。
キッチンで吹いたな。
笑い声が聞こえてんだよ。
「違う。今回は監督役!先生が作ったプリントをちゃんとやってるか監督すんの。」
本当は授業をやれって言われたんだけど…阿島のアドバイスの通り交渉した。
授業は嫌だけど先生が作るプリントをやる一年を監督するこのならやると。
それで分からないところだけ授業すると。
少し苦い顔をされたが、了承してくれたのだ。
「だからごめん、しばらく帰る時間遅くなりそう。」
「しょうがないもん、いいよ。じゃあしばらくは夜は別々だね。」
「えぇー……。」
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