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いつも互いに予定がある時以外は一緒に夜ご飯食べてたのに……。
赤鬼め………恨むぞ!!
「ふふふ。嘘嘘。」
「え?」
「終わるまで私の家でご飯作って待ってるね。だから講習終わったら私の家に来てね。」
「おっけ。」
やった!!
私の家でご飯作ってもらうことも多かったけど、場所が天音の家に移っただけでいつも通りご飯食べれる!
「ふふ。もう可愛いんだから。」
「ん?」
「別々って言ったらしょんぼりして…待ってるって言ったら嬉しそうにしちゃって。顔に出てたよ。」
なっ。
なるべく落ち着いて受け答えしてたつもりだったのに。
「天「失恋中のおいらの前でイチャイチャは勘弁してほしいっす。」
「「あ。」」
接客から戻ってきたらしい岸本は、どんよりしたオーラを出していた。
すっかり忘れていた。
岸本の存在。
「おいおい、きっしー何回目だよ?」
「またかぁ。今回はいけるんじゃねぇかと思ってたのに。」
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