12.決意

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これが天音からのメッセージからだったら、どれだけ良いことやら。 残念なことに……五十過ぎのおっさんなんだよなぁ。 「えー…せっかく、新しいパフェ食べようと思ってたのに。でもカノンの用事ならしょうがないよね。」 「んー、ちょっと無視出来そうにない。」 「分かった。なら悠人、代わりにあんた付き合いなさいよ。」 「なんでだよ!!」 「どうせ暇でしょ?大樹は部活で忙しいのは分かってるけど。」 おーおー、順調なこって。 ユウが相手なら大ちゃんも変な嫉妬とかしないしね。 悔しそうにしているけど、ユウは暇人だから断れないだろうな。 強引の杏は誰も止められないんだよ。 「暇……じゃねぇけど?」 「は?今まで千景のために捧げてた時間が空いてるでしょ。それとも何?まだ千景に付きまとっているわけ?いい加減諦めなさいよ。天音ちゃんが可哀想よ。第一最初から見込みはないのだから……。」 「あー!!分かったから!!もうそれ以上は喋るな!!」 ほらね? 怒涛の攻撃でしょ。 「とにかくそういうわけだし、行くわ。」 「え、ミズキちゃん!?あの、これ、止めなくていいの?」 「ほっとくのが一番。」 ユウに対する攻撃なんて今に始まったことでもないから。 ここは関わらないのが一番なんだよ。
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