2.特別講習

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無性に目の前にいる天音に触れたくなった。 手を伸ばして頬に触れる。 「千景ちゃん…。」 うっとりとした表情で自ら頬を手のひらに押し付けてくれる。 そのまま顔が近付いて……。 「私、出てこうか?」 素早く離れた。 「あ、えっと!!」 忘れてた。 ここにはフウもいたんだった。 ニヤニヤしているフウに慌ててる天音。 多分、天音も忘れてたんだろうな。 「やっぱり天音が千景の彼女だったか。」 「え、今知ったの?」 「なんとなく分かってたけど確証がなくてな。へぇ?こんな美女捕まえるとかやるなぁ?」 まぁね。 私も思うよ。 よく天音は私のこと好きになったなぁと。 「んで?どこまでやったよ?」 「ど、どこまでって…。」 あーあ。 こうなったフウはもう止まらない。 聞くところまで聞かないと済まないだろうな。 「そりゃあね?」 まぁフウの気持ちも分かる。 こんな照れてる美女がいたら、弄りたくなるものよ。 「千景ちゃんまで意味ありげに答えないで!!千景ちゃんのバカァ!!」 今日も私の彼女はとても可愛いです。
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