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少しばかり恥ずかしかったけど、名残惜しさの方が強い。
休みに天音と会うときって基本的に一日ずっと一緒だから。
「さて、どうしたものか。」
まだまだ時間あるし。
半日とはいえ、バイトもない完全休日で一人で過ごすことは久しぶりだ。
いつも何してたっけ。
「あ、ユウが来てた。」
天音と付き合うまではユウや杏、大ちゃんと過ごしてたっけ。
二人いなくても基本的にユウがいた。
「もう過去の話なんだよなぁ。」
ユウが持っていた合鍵は、引き出しにある。
だからユウが来ることはもうない。
それはそれで…。
「やっべ、全然寂しいとか思わねぇわ。」
ごめんよ、ユウ。
思ってた以上にユウの影は薄いわ。
「家で勉強するのもなんかなぁ。」
やる気が出ないし。
何かやること……。
「冷蔵庫の中身も潤ってるし。」
天音と買い物で何日分か買ってるから、それこそ行く意味ないし。
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