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私はかなり不幸だとおもう。どんなに普通に生活していようが関係ない、向こうから友達になってと言わんばかりによってくる。私の名前は大沢み…ぃ……
ドン!!
ほーらまたこれだ。車が突っ込んできたよ。あぁ……魂がのぼってくぅ……。でも、私の魂はUターンしてもどってくる。そして私の体へと入っていく。
「きみ!きみ大丈夫か!?」
通行人だろうか声が聞こえる。私は体を起こし、真っ赤な血液スマイルでこたえる。
「えぇ、大丈夫です。ありがとうございます」
「全然大丈夫そうじゃないんですけどおおおぉぉぉぉ!!」
しまった。まだ血がついていたのか。私はさっと反対を向いて少したってからまた振り返る。
「どうかしました?」
「え、いや、どうかってあれ?血は?」
「血?」
「あ、いえ。な、なんでもないです。無事なら良かった」
私はニコッと笑ってその場を立ち去った。私の名前は大沢みき。とても不幸であるがそう、不死身でもあるのです。いや、ちゃんと言うと一回死にます。だけど生き返るんですよね笑。ちなみに生き返ると傷も治っちゃうし血も蒸発してどっかいっちゃうんですよ。
「はぁいたかったなぁ」
だからと言って死ぬのはいやですよ。痛いですし、また復活するかわかんないですもん。でも、これがなかったら何回死んでいることか。もう慣れちゃいました。
「家に帰ってご飯食べてもう寝よう」
私は仕事が終わりご飯、風呂をすませいざ寝ようとした時だった。いきなり隣の部屋あたりから少し小さくガシャと音がしたのだ。私は少し怖くなり部屋のベッドで静かにしていると
ガチャ!
私の部屋のドアがあいた。
「おい!金をだせ。ださねぇとこのナイフで刺すぞ」
「強盗かぁぁぁーふこーだぁぁぁぁ!」
「う、うるせぇぇぇ」
ぐさっ!
私は刺されベッドに倒れ込んだ。そう、眠るように。
「んん~」
私は目を覚ますと体を大きく伸ばした。外はもう明るい。部屋を見渡すとタンスの中身が全てだされ様々な物が散らかっていた。
「ご飯食べて警察いって仕事いくかぁ」
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