53人が本棚に入れています
本棚に追加
「してねえな」
「あの、ボランティアでもいいので、人前で歌わせてもらえませんか?
その、クリスマスだけでも・・・」
アリサはちらりと俺を見る。ん?なんでこっちを見た。
「それはお前が交渉するんだな。ハジメと一緒に店行って来い」
一応面接があるみたいで、履歴書は要らないけどピアノを弾く必要があるらしい。
次の日の夜、バイトを少し早めに抜けてアリサとバーに向かった。
「なんでアリサまで来るんだよ」
「いいじゃない別に」
電車に乗って駅を2つ通過して、改札を通る。
最初のコメントを投稿しよう!