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黒いソムリエエプロンを腰に巻いて、ウイングカラーシャツのボタンを2つくらい開けている。
でもそれが気安く話しかけられそうな演出になっていた。
「店長の後藤です。君が韮崎さん?」
アリサを見て言った。
「いや、俺です」
「あ、ごめんね。でも貴女もピアノ弾けるんですか?」
「いえ、あの、」
「あ、もしかして彼女さん?」
「いいいえ、違います違います」
そんな顔真っ赤にして怒るなよ。俺だってちょっとは凹むぞ。
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