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私たちは森の奥に捨てられた。
兄と私は森をさまよって一軒の不思議な家を見つけた。
その家は食べ物でできていた。
それがおかしいのはわかっていたがおなかがすいた私たちはそれをはがして食べた。
おなかが満たされていつの間にか寝てしまった。
起きたら見覚えのない部屋のソファーで目が覚めた。
魔女「起きた?」
私「・・・」
魔女「あなたたちが壊した家、直すの手伝ってくれる?」
私「・・・ごめんなさい」
魔女「よく食べる気になったわね」
私「おなかがすいていて・・・」
魔女「そう」
私「あれ・・・兄は?」
魔女「もう起きてほかの仕事をお願いしたの」
私「そうですか」
魔女「あなたたち・・・これからどうするの?」
私「・・・」
魔女「そう、しばらくここにいるといいわ」
私「・・・ありがとう」
魔女は魔法で適当なものを造って家の材料にしたり食べたり区別というものがなかった。
だからお菓子で造った家ができてしまったらしい。
魔女「そっか、家って木で作るのね」
兄「食べ物で家を作るほうが難しいと思います」
魔女「そうね・・・まぁ、私が作る料理って不思議なものができるのよね・・・たまに食べれなかったりするし」
私「・・・ははは」
魔女「あなたが食事を作ってくれて助かるわ」
魔女の作る料理は不思議だった。
玉子焼きのはずが黒い塊で出てきて動いていた時には手を付けられなかった。
そんな3人の暮らしが10年くらい続いた。
魔女は夜に気が向いた時に部屋に呼ぶようになった。
そしてベッドの上で魔女はいろいろなことを教えてくれた。
多分、兄も同じようにしていたのだと思う。
魔女が1週間家を留守にした。
がまんができなくなった私と兄は2人でベッドの上でお互いに欲求を満たした。
魔女が帰ってきて私が3人でと言ったら
魔女「・・・やれやれ、そうきたか・・・こまった子達だ・・・」
魔女は嬉しそうに私たちを部屋に招きいれた。
この家のおかしな関係はたぶん終わらない。
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