3.悪いのは誰

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直斗、あたしのこと大事な女って言ってたなぁ…。 なんか、ちょっとだけカッコよかったかも。 直斗の腕の中で、いつもならあり得ないようなことを考えていた。 直斗「なぁ、愛梨?」 名前を呼ばれて顔を上げた。 直斗「キスしていい?」 愛梨「…はぁっ!?」 直斗「今日は許してくれるんだろ?」 愛梨「い、いや…!」 直斗はお構い無しにキスをしようと顔を近づけてくる。 愛梨「…調子に乗るな!!」 あたしの右ストレートが直斗の頬に炸裂! 寸前でキスを食い止めた。 直斗「いってぇ…!」 愛梨「自業自得よ!!」 …やっぱり、全然かっこよくなんてないんだから!! あたしはムスっとしながら直斗を睨んだ。
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